この年齢になって気づくこと

最近、ヒルティの「眠られぬ夜のために」という本を、図書館で借りてきて読んでます。

第一部もあるのですが、たまたま借りたのは、第二部でした。

この本、良いですね。

最近の本を読み慣れてるせいか、昔の本は、若干、字が小さく感じるのですが、それでも読んでると心が穏やかになります。

本から流れている気のようなものがあるとしたら、まさにこの本は心が洗われるような、浄化されるような、そのような本ですね。


この本、若い頃だったらきっと読めなかっただろうなと思います。

内容がとても深いく、若い頃の私には心に響くことはなかったのだろうなと思います。

心のひだが育っていなかったと思いますから。


日記形式になってる本ですが、たまたま読んだところに親のことが書かれてありました。


私の文章では稚拙になってしまいますが、

要は

両親や保護者が子供に感謝を求めると、子供は心の中で不快に思う。

言葉に出されるならばなおさら。

そのために、子供は恩知らずの性格なりがちということです。

しかし、彼ら自身がそのように育てあげたということに、気づかないと。


それについて、とてもわかるな

と、思いました。


うちの母も

「やってあげたじゃないの」

とか、

よく言います。

なんとなく恩着せがましい


感謝してるのに


これからも何か出来ることはしたいと、思っているけれども


でも、なんか清々しい気持ちになれないのは、自分の気持ちの整理がついてないからかなと、感じていたけれど、これを読んで心がほっとしました。